当サイトを開設した当初は、 株取引についての記事を偉そうに色々書いておりましたが、 ここ2年ぐらいはご無沙汰で、 書くといえばIPO株程度しか書いておりませんでした。
「もう株取引は止めたのか」とか「悟りを開いて金に執着しなくなったのだろう」 という声も聞こえてきそうですが、さにあらず。
2015年7月から2017年6月までのおよそ2年間、 一企業の株をず〜っと持ち続け、2017年6月9日に手仕舞いとなったのです。
結論から申し上げますと、200万円で買った株が400万円で売れて、 税引前で200万円の儲けで、資産(というか賭け金だな)が倍になりました。
今回は、その経緯について書いてまいります。
記事のタイトルだけ見れば随分と景気の良さそうな話ですが、 実際は反省することしきりな内容です。
私が性懲りもなく2年間持ち続けていたのは、 よりによって値動きの激しい6000番台、 日本ケミコン(以下6997)というコンデンサメーカーの株であります。
何で6000番台かというと、初めて買った株がソニー(6758)だったり、 親戚の多くが6000番台の会社に勤めている(いた)等、 何かと因縁のある業界だから。
それはさておき、私の6997購入履歴は以下の通り。 何で6997を買ったかというと「値動きが面白そうだから」という最低の理由。
「分割買い」というセオリーを守っているものの、 一発目の347円を損切りせずに持ち続けるなど、 決して上手いとはいえない買い方です。
情けないのは、イギリスのEU離脱選挙前に最後の134円を購入をしているところ。
これで「平均取得価格196円、10000株」というポジションになりました。
この後、選挙結果を受けて値段が110円台まで下がって悶絶する羽目になったり、 11月にはトランプが勝って市場が荒れたりするのですが、
何はともあれ、2016年6月から2017年6月まで、 当ポジションを1年間キープすることになったのでした。
ただ、トランプ当選は6997の価格にはあまり影響を与えず、 一発目の347円を買った2015年7月以降の2年間、 以下のように株価は推移していました。
2016年12月頃から含み損から一転、含み益が発生し、 400円超えたら売ろうかなと考えていたのですが、
400円の間を行ったり来たりしていて何とも冴えないグズグズした動きが続き、 5月にはいささかウンザリしておりました。
そんなこんなで運命の2017年6月9日朝、 前日407円で終了していたので、 「ああもう”良いよ”こんなの」の意味を込めて 「414円10000株」の指値売り注文をしてしまったのでした。
普段は価格の推移を確認した上で全て成行売りするのに、 なぜかこの日に限ってやってしまったのです。
まさか414円いくわけもないだろうと思ってやった指値の売り注文ですが、 何と9時半、私の携帯に、届くはずのない約定メールが届いているではありませんか!!!1
2年間も粘った結果、自分の意志で売るべくして売ったわけでなく、 適当に指値注文したら「アテが外れて」全部売られてしまったという、 何とも情けない結果に涙を禁じえません。
もし今後どんどん値上がりしていって、 600円800円はおろか6997歴代最高値の1200円まで上がったらどうするのこれ。 ゲットできたはずの1000万円がパーになったってことじゃないか。
「いや、今朝に限って開始前の指値注文を出したのは、 私の身体を通して宇宙の意志が発現したからに違いない」 などと思ってみても、後の祭りでございました。
ボロ株で資産を2倍にしたお話に続く。
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