会社が全てではない:これから新社会人になる人へ

何年か前に書いた記事

もうすぐ新年度が始まります。

これから社会人になられる学生の中で、 「社会に出る」ということに対し不安を覚える方も少なからずいらっしゃることでしょう。

今回はそんな方々に向けた、覚えておいて損はない! 私なりのアドバイスを2つほど書いてまいります。

ただ、当サイトの読者ならお分かりでしょうが、 「高いビジョンを持って仕事しよう」とか 「お客様や先輩や同僚の笑顔こそが最高の報酬」などといった、 下らないことは書きません。

会社が全てではない

まずはこれ。当サイト開始時から繰返し言ってきたことで、 社会人として生きていくのに大前提としてほしいこと。

社会人になって実際会社に入ってみると、残業を強要されたり、 失敗して罵られたり、果てはパワハラを受けたりと、 色々嫌なことがあることでしょう。

そういう時、「なんて自分は駄目な奴なんだ」 「何でこんな辛い目に遭うんだ」などと落ち込んだり 自分を責めたり悲劇のヒーロー/ヒロインになったりするものですが、

覚えておいて欲しいのは、確かに貴方は仕事ができない駄目な奴かもしれませんが、 それは「会社」というコミュニティの中だけのことであるし、

確かに辛いかもしれませんが、 それは「会社」というコミュニティの中に限られたことである、ということです。

つまり、「駄目な奴」「辛いこと」なんていうのは、 貴方が所属する「会社」というコミュニティの中だけで通用することであり、

何回も会社を辞めている私は実感できるのですが、 一旦その会社を辞めちゃえば「駄目な奴」というレッテルも 「辛いこと」も全部消えてしまうわけです。

なので、会社で嫌なことがあったりパワハラ受けて自分を責めて思い詰めるくらいなら、 さっさと会社を辞めましょう。

今辞めたら金が無いという人は、「会社なんてその程度の下らないもの。いつでも辞められる」 という思いを胸に秘め、のらりくらりと仕事をして200〜300万円貯めてから辞めましょう。

辞めた後のことは辞めてから考えれば良いし、 実際それで何とかなるものです。

要するに私が言いたいのは、もうガキじゃないんだから視野を広げろ、 会社が人生の全てではないし会社について深刻に考えるな、 会社なんてカルチャースクールと同程度のものだ、ということなのですが

これは会社に限らず学校についても同様だし、 ひいては人生そのものについても同様であります。

水が汚れているなら足を洗え

お次はこれ。 色んな書物に引用されている戦国時代の有名なエピソード。

根も葉もないチクりによって左遷され、 「この世は間違っている。誰も俺のことを理解してくれない」と嘆いていた屈原に向かって河辺の漁師が

滄浪之水清兮 可以濯吾纓
滄浪之水濁兮 可以濯吾足

という詩をよんだというもの。 ※「滄浪」は中国にある河の名前で「纓」は冠の紐のこと。

直訳すると「河の水が清らかならば冠の紐を洗おう。河の水が濁っているならば足を洗おう」 といった感じで、要約すると「状況に応じて柔軟に生きていきましょう」というものであります。

例えば、入った会社が労基法を守らない、職場の人間の能力が低い、 足の引っ張り合いばかりしている、責任を取らない上司や 人間をコマ扱いする無能な経営者…などの場合、

「この会社は間違っている!この世に正義はあるのか!」 「どいつもこいつも無責任の馬鹿ばかりだ!」 などと嘆いたり怒ったりせずに、

自分も「仕事絶対サボるマン」「責任絶対とらないマン」か何かに変身して、 二日酔いで出社する、仕事するフリをしてネットサーフィン三昧、 仕事の結果について責められても言い訳に終止してやり過ごす、などをやれば良いわけです。

これが「滄浪之水濁兮 可以濯吾足」ということであり、 そこに良心の呵責など一切無く、

私なぞは社会に出てから足ばかり洗ってきて、 最後の晩餐後の十二使徒みたいにピカピカな足になっております。

要するに、繰返しになりますが、会社というものを大層なものに考えず、 適当にやれば良いということです。 (もちろん、運良くホワイト企業に入れたなら、それに応じて仕事すればよろしい)

嘆いたり腹を立てたりするということは、会社を大層なものと考えているか、 「他人から言われた通りに真面目に仕事しなきゃいけない」という思い込みがあるか、 どちらかだということに気付いてください。

※そもそも、毎日のニュースを見れば分かるだろうけど、 この国で本当に責任を取る人間なんて存在しない。

以上、思いつきで2つほどアドバイスを書きましたが、 何十年かしたら自分や周囲の人間なんてほぼ全滅しているので、 やっぱり無責任かつ適当に仕事をするのが一番だと私は思います。

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