欠乏の場所に救いはない:解説『引き寄せの法則 お金と健康』エイブラハム銀本お金編

前回の記事:やるべきこととイントロ

引き寄せとお金についてのまとめということで、 まずはお金の章について述べてまいります。

別にお金の章に限らず、健康やキャリアの章でも同じなのですが、 結局この本が言いたいのは…

今いるところで、今より少しマシな思考と感情になりましょう ということです。

なので前回の記事冒頭で申し上げた「転換のプロセス」や 「肯定的側面の本」が役に立つわけです。

これはお金だろうが健康だろうが、全く同じなので、 別にカテゴリ分けする必要はないと思うのですが、 まぁ本書に沿って思いついたことを書いていきます。

欠乏の場所に救いは来ない

まずいえることは「お金が足りない、どうしよう」みたいに、 無力や辛さを感じている限りは、お金は入ってこない、 ということではないでしょうか。

また「お金が入ってくるって、どうすれば入ってくるんだよ!無理だ!」 なんて疑いを持っていても、お金は入ってきません。

なぜなら、そういう無力感や辛さや疑いといった感情は、 「貧乏の波動」みたいなものと調和しており、 「金持ちの波動」とは大きくかけ離れているからです。

※ちなみに私の言う波動とは、スピリチュアル的な意味合いよりは、 むしろ物理学、量子力学的な意味合いの方が強いです。 「全ては粒子であり波動でもある」というアレです。 人間の思考や感情といったものも、おそらく身体や脳の中の電気信号なのでしょうが、 その電気信号も波動には変わりありません。

そういう貧乏な波動を抱えていると、棚ボタが起きるのは ゼロではないですが限りなくゼロに近くなり、 起きるのは貧乏波動と調和する貧乏なことばかりということです。

よく私宛に「困っています。どうしたらいいですか」なんてメールがきますが、 そんなの私が分かるわけないし、私の命令を全て聞くわけでもなかろうし、 それより何より、そういう困った困ったと言っている人間に対しては、 まずその愚痴をすぐに止めろと言いたくなります。

下らないことに意識を注いで、愚痴や不満を抱えたり言っている限り、 状況は変わらないということに気付いてほしいものです。

なので、自分を貧乏という状況から救い出したければ、 自分を金持ちにしたければ、まずは自分の抱えている波動(つまり思考や感情)を 少しでもマシな方向へもっていきなさい、 少しでもマシな金持ち波動と調和させなさい、 ということがしつこく書かれております。

引き寄せというより調和

外部の状況や起きたことが何であれ 「今いるところ(今の状況)」と折り合いをつけ、 どんな思考をしてもかまわないので、 自分の波動を自分が望む状況の波動と調和させる。 つまり、今いるところで少しマシな気分になる。

これをやらないと、焦って行動してもまず上手くいきません。

ブラック企業の従業員が焦って転職するとまたブラック企業入ったり、 株で損をこいた人が損を取り戻そうと躍起になって取引すると ますます大損こいたというような、マヌケな事例は社会に蔓延しており、 枚挙に暇がありません(お前のことだろ!いい加減にしろ!!)。

ただ逆にいうと、自分が望む状況と波動を調和させていれば (少し、あるいはかなりマシな感情になっていれば)、 たとえ適当に行動しても、望む状況になっていくということです。

ブラック企業辞めてのんびり過ごしていたら、状況が変化し、 いつの間にかマシな会社に入社できたみたいな感じです。

なので私としては、前々から「引き寄せの法則」という ネーミングに疑問を持っており、 「引き寄せの法則というよりむしろ調和の法則ではないか」 などと思っているのですが、これは個人的な見解です。

この調和するコツみたいなものですが、 自分の状態や起こった出来事と、それらに対する自分の感情は、 それぞれ独立していて、自分の感情ならば自由に選択できる、 みたいなことを実感できるか否かだと思います。

「本書に沿って書きます」とか言いながら、 ちっとも沿っていない文章となりました。

ダラダラとまとまりなく書いてまいりましたが、 長くなってきたので次回に続く。 今度こそ本書のページを参照しながら書いてまいります。

「社会常識」という妨げに続く。

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