第10週「思考は宇宙と個人をつなぐリンク」

前回の記事:第9週「肯定的暗示の活用法」

ちょっと時間が開いたけど、少し書く気になったので今回は第10回。

前回書いたように、もうこれ以上ストックが無く、 1週につき1記事更新とはならずに気が向いた時に書くので、各自が読んで実践していってください。 (ただし何度も書いてる通り鵜呑みは厳禁)

私的には、本書の効果かどうかは知らんけど、 半分の14〜15週目を読んだあたりでちゃんとそこそこの願いが実現した(後日書く)ので、 やりたい人はやってみて頂戴。

もうやめにしませんか

本章では

6:無機物に生命を授けるには、生命との接触が必要。

7:無機物と有機物の接点について科学は沈黙している。

8:植物が鉱物の世界に根を下ろすように、宇宙精神は人間の心に深く根を下ろし、 驚異的ともいえる不思議な素晴らしい性質を授ける。

9:思考は無限なるものと有限なるもの、宇宙と個人をつなぐリンクである。

なんていう、「科学的見地→引き寄せ理論」という見飽きた形式が書かれており、 昨今の「量子力学→引き寄せ理論」ほどではないけど、読んでいてゲンナリさせられます。

確かに、植物がなぜ窒素やリンといった無機物を吸収して成長するのか、 根本的なところから科学的に説明できる人間は一人もいませんが、 なぜそこから「思考は宇宙と個人をつなぐリンクである」という理論が展開されるのか、 全く理解できません。

※「俺は説明できる」という人間がいたら、それは神に取って代わることができる大天才か、 ただのホラ吹きである。 上記が根本から説明できるということは、 「なぜ人間は有機物や無機物等の栄養を吸収しなければならないのか」の根源的説明が可能というのとほぼ同義であり、 食糧問題を解決どころか人間の存在自体を説明できるということだから。

もうやめにしませんか。科学を引き合いに出すのは。

いちいちニュートンやアインシュタインやボーア(自称マスター達はボーアも知らなさそう)の理論を出さずとも、 「詳しいことは分からんけど、実現するものは実現する!」これでええやん、 何「虎の威を借る狐」しとんねん、そんなんでお前のチンケな理論の説得力が増すとでも思っとんのか、 などと不心得者の私は思ってしまいます。

そもそも、自称マスター達の多くが「学校の勉強なんて関係ない」「学歴なんて関係ない」とか言う割に、 学校の勉強の最終到達点である科学者達の威を借るのはどう考えても矛盾していると思うし、

インチキマスターの殆どが、信者ではなく信者が持っている金、 および自己の承認欲求が満たされることにしか興味がないので、 「引き寄せの法則」の通り、遅かれ早かれフェードアウトしてしまうし、 現にそうなっているのでしょう。

やっぱ引き寄せの法則は凄いや。

信じるしかないでしょう!

そんなわけで、本書に限らず他のインチキ引き寄せ本でも同様ですが、 著者自身もきちんと説明できない科学的な話はおろか、 著者の下らない理論とかも理解できなければそのまま放っておけばよく、 無理に理解しようとしたり「これが正しいことなんだ」と思い込まずともよいのです。

重要なのは「本当に信じたことが現実になる」これ一点のみで、 本書でいえば「全てのパワーは内側からやってくる」、これが心から信じられればそれで万々歳、 本書は卒業なのであります。

ただ、我々には「金が無いと死ぬ」「友人は多い方がいい」 「良い感情や出来事は良くて悪い感情や出来事は悪いこと」なんていう変な思い込みや信念があり、 それらを揺るがすためには引き寄せ本は役に立つかもしれないけど、 それなら引き寄せ本より悟り系の本読んだ方がよくない?とも思います。

まぁそこまでムキになってシンジ…シンジ…とやらずとも、 「心から信じずとも適当に信じてるだけでOK」と本気で信じられるならばそれが一番でしょう。 何かキリのない話になりそうだけど。

以上、今回はここまで。

気が向いたら次回第11章「帰納的推理と客観的な心」に続くかも。

『ザ・マスターキー』10週目まとめ

生きる上で大変ためになる記事一例

引き寄せに関する大変素晴らしい記事一例

...