前回の記事:解説まとめ『四つの約束』概要や特徴
いよいよ『四つの約束』を解説してまいります。今回は第一章を解説しますが、 その前にお断りをひとつ。
お断りといっても大げさですが、 今回も私が勝手に解釈したことを適当に書いていくため、 参考にならない人はならないので、自分で本を直接読んだ方が良いです。
あと、私の解釈はニューアースがベースとなっているので、 ニューアース読んだことない人にはサッパリだろうから、 やっぱり本書を直接読んだほうが良いです。100ページの本だし。
まず序章についてですが、読んでの通りの昔話です。
要は「鏡=真の自分(宇宙意識、大いなる力)」で、 「煙」というのはまやかし、エゴによって認識させられるインチキであり、 そのインチキを本書では「夢」と呼んでおります。
次に第一章ですが、本章では何故私たちが苦しんでいるのか、について書かれております。
順を追って説明していくと、まず、私たちが見たり聞いたりしていることは、 夢(まやかし、嘘っぱち、思い込み、インチキ)であり、 個人の夢が合わさって、コミュニティの夢、社会の夢、 ひいては地球の夢となっており、夢によって私たちは苦しんでいるのであります。
この「夢」についてですが、何でそんな夢を見るようになったのかというと、 以下の3つの理由が挙げられております。
何でそんな能力があるのかは知りません。 神様が「神様はねえ、君みたいなかわいい人間の 悶絶顔が大好きなんだよ!」とか思っているからじゃない?(適当)
あなたが生まれたとき、あなたの周りにいたのは夢を見ている人間ばかりでした。
そういった夢を見ている人間から、「良いこと」をすれば賞賛され、 「悪いこと」をすれば罰を受けるという、夢を基準にした賞罰による 飼い慣らしの訓練を受けてきたからです。
そんな訓練、自分よりも絶対的に力の強い人間からを賞罰を織り込んだ訓練、 生殺与奪を握られた上での訓練を受ければ、 どんな強い意志を持った人でも、人生の基準を「夢」に置いてしまうのも仕方のないことです。
他に選択の余地はなかったのかと思うのですが、夢を見ていない人間の方が超レアなので、 選択の余地は無かったのです。
最後は、私たちが周囲の夢を見ている人間達の価値観に「合意」してしまった、 というのが挙げられます。
あなたは「おまえは無知だ」と言われて、それを受け容れてきた。
あなたは「おまえは無価値だ」と言われて、それを受け容れてきた。
あなたは「おまえは美しくない」と言われて、それを受け容れてきた。
「もし」や「だが」を言うことなく、質問さえせずに、 自分がどれだけのことを受け容れてきたのかを考えてみるといい。ほんの小さな子どもの頃から、あなたは正しい見方を与えられてこなかった。 あなたはいつもあっちへこっちへと押されたり引っぱられたりされてきた—— 「これになりなさい」「あれになりなさい」と...
(OSHO「光明を宣言しなさい」より)
上で書いたように、他に選択肢は無かったのですが、 無条件で信じる道理も無かったということで、 まぁ今更掘り返して嘆いてみても仕方のないことでござんす。
私たちが生まれてこのかた飼い慣らしを受け続け、 他人の価値観や意見に合意してきた結果、 自分の心の中に「裁判官」が巣食うようになり、 もはや周囲の人間の「飼い慣らし」は不要となります。
この「裁判官」は、他人でも周りの状況でも何でも、今日の天気すら裁きますが、 最も多く裁くのは、他ならぬ自分自身であります。
自分の中にいる裁判官が常に自分自身を裁き、 裁かれる「犠牲者」も私たちの身体に内在しているので、 恐怖と罪を背負って生きているのです。
要は、私たちが不幸なのは
私たちが不幸で苦しんでいるのは、子供の頃や成長する過程で合意してきた、 根拠の無い嘘っぱちを現在も信じ、「裁判官」と「犠牲者」を身体に飼っているから
ということであり、私なりの言葉で表現すると、
小さい頃より周りから無責任なことをああだこうだ言われ続け、 訳が分からないまま合意し続けた結果、 自分の中に「決め事」「思い込み」を沢山作り、 それらに縛られて自由を失い手も足も出ない状態になり、地獄を生きているから
ということであります。
沢山の思い込みに縛られ、自己否定をした結果、自分で自分を裁いて痛め付けているのですが、 本人はその事実にすら気付いていないという、最悪の状態を生きているのです。
そこで!自分自身と新しい合意を結ぼうというのが次回からの内容で、 それが以降に挙げていく四つの合意というわけです。 強い意志でその合意を守っていけば、恐怖に支配された地獄の夢が、天国の夢へと変化していくのです。
約束その1:正しい言葉を使うに続く。
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