これから思い付きで『歎異抄』について書いてまいります。
「解説」と自称するのもおこがましいし、そもそも解説にすらならない、私の感想の垂れ流しになるので、 「感想文」の体で書いてまいります。ぶっちゃけると感想文というより「寝言」かも。
どれくらい続くか分からないし、脇道に逸れたり途中で終わったりするかもしれませんが、まあ書いてまいります。
それではまず「歎異抄(たんにしょう)」って何だ?というお話。
これはwikiとかで調べれば分かる通り、 浄土真宗の開祖である親鸞の言動について、傍にいた唯円が「親鸞様はこう仰った」という形で記録したものであります。
丁度アナンダの「如是我聞」みたいなもんですな。
そして、何で「歎異抄」なる名前が付いたのかというと、読めば分かりますが、 親鸞の教えとは「異」なるデタラメが世に蔓延していて大変「歎」かわしいという主旨の文章だから。
短い文章なので読めば何となく分かるし、ネット上には原文、訳文、解説文など色々あります。
ただし!!検索上位には、カルト教団もしくはカルトまがいと思しき訳や解説文がありますので、 そういうのには引っかからないようにしましょう。関わったら死ぬで。
※こんなこと書いている当サイトが検索上位にきたらとんだお笑い草だけど。 私的カルトの定義は「群れる」「ボッタクリ価格の布施を要求してくる」「自分の考えを押し付けようとする」「目的達成の為には脅迫や暴力等の犯罪行為も辞さない」、 大まかに挙げるとこの4つ。
特に、Google検索候補に出てきた『Open the 歎異抄(直訳)』なんてまさにカルトとのことで、へぇっ!?て感じで、もう本当にビックリした! 真宗系にもカルトって存在するんだなあ〜って。読んだことないから知らんけど。
親鸞や蓮如が今のカルトな有様を見たら「ファッ!?ウーン」とかいって倒れそう。
いや、その前に顕如がやらかした石山合戦とかの一向一揆見たら倒れるか。 一向宗のやってきたこと考えたらこっちも十分カルトやな。
ともかく、ネットで歎異抄の訳文等が読みたいなら、ちゃんとしたお寺のサイトや、 龍谷大学や大谷大学といった大学のサイトに載っているものを読みましょう。
一例:広島にある善法寺というお寺のサイト:歎異抄(現代語訳)
そういやカルトといえば、なぜカルトは揃いも揃って教祖様の似顔絵(肖像画)を美化して描くんだい? 某APホテルの社長かよ。
おまけに経歴も盛り盛りで「ちょっと盛りすぎなんじゃないのこれ」と思ってしまいます。
※要は、出自の分からない、綺麗事ばかり並べている仏教系のサイトにはご用心!カルトの可能性大である。
このような、個人崇拝のカルトが蔓延している状態を「こんなの親鸞様の教えじゃない」と歎いた書物が歎異抄でございます。
カルト連呼は置いといて、そんな歎異抄の概要はこちら。 18章プラス前後におまけという構成になっています。
これらについて一章ずつ書いていくのですが、 ベースとなる本は、五木寛之の『私訳 歎異抄』であります。
何で数ある歎異抄関連本の中でこれを選んだかというと、 まず『かもめのジョナサン完全版』のあとがきと私の意見がよく似ているからという、 しょうもないようなしょうもなくないような理由。
あと、ネット上の有象無象解説とかと比べて、読んで断然分かりやすいというのもあります。
しかも『Open the 歎異抄(直訳)』と違い、本書がカルトの偽装勧誘に使われたという話も聞かないし。
※『かもめのジョナサン』は偽装勧誘、というよりも村井がオウムに入るキッカケになったけど。 それについては五木氏も『他力』の中で言及されていたわ。
そんなわけで、次回は用語解説でも書いてまいります。
歎異抄ぉ^〜(他力な挨拶)
次回の記事:『歎異抄』について語る2
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