解説まとめ『ザ・マスターキー』2015第2章

前回の記事:『ザ・マスターキー』第1章

早いもので第2章。

こうやって2015年に書いたものを読み返していると、 「潜在意識」という単語自体、今や何だか胡散臭いものになってしまった感じがしてたまりません。

そもそもの話、「これが潜在意識の力だ!」「潜在意識を鍛えよう!」なんていって 「潜在意識を意識」していること自体、 それは潜在意識でも何でもなく、ただの顕在意識に過ぎないということ、

本当の潜在意識とは「説明不可能、何かよく分からないけどこうなった」という、 思考や言語では説明のつかないものである、ということに気付いている人、一体どれくらいいるのでしょうか。

丸投げ

そんなわけで第2章ですが、本章、というか本書一番のキーポイントは、5にあるように、

ものごとの成否は、どれだけ潜在意識に任せられるか

ということ。

要は、

潜在意識の副産物である思考、足りない頭でグチャグチャ考えるより、 本体の潜在意識に丸投げして適当にやった方が上手くいきますよ、

ということ。

サブよりもメインの方が偉大なんだから、当たり前のことといえば当たり前のことです。

私の場合、東大受験なんかがまさにこのクチで、あんまり考えず「ほぼ無心」で受験に臨んだら、 よく分からないまま合格してしまいました。

まぁ東大受験に限らず、人生そういうものなのでしょう。

繰り返しは大事

ただ、「全ておまかせしよう」では何ともならないのも、周知の通り。

私も何の準備もせず東大受験していたら不合格だったでしょう。

当サイトを始めた当初、勉強に関する記事の中で「繰り返しが大事」と何度も言っておりましたが、 そのスタンスは今でも変わっておりません。

2章23〜25にも、

「潜在意識は習慣の拠点なので、前例や常識や今までの習慣がどうであろうと、 何度も繰り返しているとそうなりますよ」

なんてことが書いてあります。

これは別に歯磨きや早寝早寝といった行動に限らず、頭に浮かんでくる思考も同じで、 何度も同じこと考えてりゃ、それが自動的に浮かんでくるようになるのです。

その頭に浮かんでくる思考によって人生が変わるのではなく、 その思考を浮かび上がらせている「源」によって人生が変わるのですが、 言葉で説明しても理解できないことだし、実感しないと分からないでしょう。

よって、2章のまとめとしては

「源(潜在意識)から出てくるものを変えるためにはひたすら繰り返しましょう」

という、勉強、スポーツ、楽器の演奏等を上達させるのと同様の、至極当たり前の話が書いてあります。

やったじゃないですか〜変なお祈りとかせずに済んで。やり続ければ上達するんやで。

なので、28に「引き寄せの法則」とか出てきますが、その辺はスルーで。

次回は3章。

次回の記事:『ザ・マスターキー』第3章

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