前回の記事:第8章八節から九節
前回は
「ネーミング抜きでただ知覚せよ」「経験の主体は意識である」
ということについて書きました。
今回は呼吸と依存症について。
いかにもすぐ実践できそうな内容が書かれていますが、 ある程度本書を理解し「内なる空間」「たった今ここ」 「意識に気付く、意識を意識する」等を実感していないと、 ただ猿真似してみても何の効果もありません(経験済)。
まずは呼吸について。
「呼吸を観察することで思考の流れを止め、空間をつくろう」というもので、
こんな感じでやれば何か実感できてきます。
また、「呼吸を観察しよう」なんて聞くと、 大抵の人間は無理に深く長い呼吸にしようと気張りますが、 それが要らんことで、ただ普段している呼吸を観察すればよろしい。
あと呼吸で思い出したけど、タバコやめて分かったことですが、 1年を超えて400日あたりからタバコを始める前の呼吸に戻った気がします。 何か知らないけど深い呼吸が楽にできるみたいな。
なので、昔の爽快さを思い出したい人は400日ほどタバコをやめてみれば良いと思うけど、 タバコやめたところで効果はその程度で、 別に人生が好転してバラ色になるわけでもなし、 吸い続けたい人は吸い続けてOKだと私は思います。
タバコといえば依存というわけで、次は依存症について。
- 長い間に染み付いた脅迫的な行動パターンを依存症と呼ぶなら、 それは定期的に私を完璧に支配するエネルギー場として、私の内に生きている。
- そのエネルギー場は私のマインドと頭の中の声を乗っ取る。
- 私が頭の中の声と同一化した結果、強迫的な行動パターンを起こさせる。
これが依存症のメカニズムとのことで、依存症から抜け出すための方法としては
以上のようなことが書かれています。
ただし、正直に申し上げると、 私は当節の方法でタバコや酒を止めていないので、 効果の程は分かりません。
むしろ、以前書いた「無意識にやっている依存的行為を意識上にあげる」みたいな感じで、 意識的にタバコを吸い意識的に酒を飲んでいたら自然と両方とも止めることになり、 2年もすると最早飲みたいとは思えなくなったというのがコトの顛末です。
まぁ、自分に合う方法を実践すれば良いし、 本気で止めたいのなら結構簡単に止められるので、 本気になるまでなるべく意識的にやればいいんじゃないでしょうか。
以上、今回はここまで。
第8章十二節から十三節に続く。
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