下らない情報は遮断せよ ニート引きこもりから脱出する方法その3

前回の記事:悲劇の主人公気取りをやめなさい

今回もニートや引きこもりから脱出する方法を書いてまいります。

前回の続きみたいなものですが、はじめるタイミングとしては 前回紹介した「不幸の垂れ流し」を2週間くらい止めることができてから位で良いと思うけど、 私のように同時進行でも良いでしょう。

要は自分の好きなようにやっていけばOKなのですが、 インスタントな結果を追い求めず、ダラダラと続けていくのが肝要です。

効果なんて、後から気付いて「あ、あったな」と思うものだから。

ネットで真実!

私が引きこもっていた時に2ちゃんねる(現在の5ch)に熱中し、 引きこもりオフ会が引きこもり脱出の一因となったのは散々書いてきた通りです。

そんな私にとっては命の恩人?ともいえる2ちゃんなのですが、 皆さんご存知の通り、2ちゃんには負の部分もあり、 2ちゃんをやっていると「ネットで真実」的な情報や正義感、 劣等感、恐怖や不安を喚起させる情報がジャンジャン入ってきます。

ご多分に漏れず、当時の私もそういう情報を見てはそれに反応し、 一晩中ニュー速とかに貼り付いて書き込みをおこなっておりました。

それで何か良いことが起きたかというと、 いざPCから目を離せば、引きこもっているいつもの部屋に自分がポツンといるだけで、 何の変化も起きませんでした。

ああいう情報に触れると「自分が何か特別なことを知っている、選ばれた正義の人間」 みたいな錯覚を起こしますが、端から見たら「下らない情報」にいちいち反応して一人悶えている、 憐れで滑稽なドンキホーテに過ぎないのです。

その事実に気付いたのかどうか分からないけど、 前回の「愚痴の垂れ流しはもうやめよう」と思ったのと同時くらいに、 「ネットで真実」みたいなのを見るのも、もうやめようと思ったわけです。

その後東大受験をすることになり、 地理を選択していたのでニュースチェックをすることはあったのですが、 チェック方法は2ちゃん等のネットではなく新聞でおこない、 下らない三面記事でなく国際や経済面を主にチェックしておりました。

そういうことを続けていると、 2ちゃん等の「下らない情報」に自ら触れようとは思わなくなり、 ネットに貼り付いていた頃とは段違いの、 平穏な日々を過ごせるようになったのです。

※ちなみにブラック企業脱出した後の一年間は、最早「ネットで真実」とかは見ずに、 サウスパークを見たり某動画サイトで淫夢やクッキー☆動画を見てゲラゲラ笑っていた。 これはこれで正直どうかと思うが、 下らない情報を見たり愚痴を垂れ流すよりも1000000倍マシであり、 それはその後の私の状況から見ても明らかである。

下らない情報を遮断せよ

というわけで何が言いたいのかというと、前回は「アウトプットをやめろ」でしたが、 今回は「インプットをやめろ」ということです。

具体的にいうと、

このような感じとなります。

「私には事実を知る権利がある!」 「事実を知って声を上げないと悪い奴らに『社会』が蹂躙される!」 「声を上げて『社会』を変える必要がある!」 とか思う人もいるかもしれませんが、

一番揺るぎのない事実は、「自分は今『引きこもり』『ニート』である」ということで、 「右翼だ左翼だ社会問題だといったものから程遠い存在である」ということではないでしょうか。

そもそも、本当に声を上げたり正義を行使したければ、 ネットやテレビの情報なんかに煽られずに、 私の東大時代の友人のように予備自衛官補になったり、 金を稼いで自分の支持する政党や団体に何百万円何千万円と寄付すればよろしいのですが、

いきなりそこまでしろとは言わないので、 自分の目や耳や身体等で直接、その「社会」と関わりを持ってみてはいかがでしょうか。

そのためにはまず、「下らない情報」を遮断して、 自分が直接関わる「社会」に対する偏見(バイアス)を除去する必要があると私は思うのですが、

今はそこまで考えずとも「嫌な気分になるのを防ぐため下らない情報には触れない」、 これくらいの理由で充分です。

そういうことを心がけていると、 「下らない情報」に注がれていた意識やエネルギーといったものが、 少しずつ徐々にではあるけど、もっと他のことに向いていくのですが、 この辺のことは実際に経験してみないことには分かりません。

以上、今回はここまで。

その3 ストレッチをせよに続く。

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